ショップサーブの評判@現役店長の日誌

ネットショップの自社サイト開設サービスとしてEストアーが展開するショップサーブについての評判を書いています。ショップサーブでネットショップを運営中の現役店長がその使い勝手などを綴ります。

テキスト限定のメールマガジン発行機能があるショップサーブですが、数年前に有料(月額2000円)でHTMLメルマガの発行もできるようになりました。無料ショッピングカートならいざ知らず、ショップサーブくらいのシェアを誇るカート会社であれば、ぜひHTMLメルマガも無料で提供して欲しいところです。

さて、ショップサーブでのメルマガ発行について、特徴的な点があるのでご紹介したいと思います。それはメルマガ登録について。お客さんにメールマガジンを発行する場合には以下の3つの方法があります。

  1. 読者に発行する
  2. 会員(メルマガ購読許可)に発行する
  3. 非会員(メルマガ購読許可)に発行する

まず「読者」とは何か?ショップサーブでは読者登録という機能(フォーム)があり、お店に訪れたお客様がその読者登録をすると、そのお店の読者の一人として登録されます。お店はその読者にまとめてメルマガを発行できます。

次に会員、または非会員に発行する方法ですが、こちらはほとんどの場合、商品を購入するタイミングでまず会員になるかならないかお客様自身が選択します。次に、メルマガを購読するかしないかのチェックボックスが表示され、こちらをチェックするとメルマガ発行を許可したものとみなし、発行先リストの一人として登録されます。

つまり会員にはならなくても、「メルマガは読んでも良い」というお客様もいて、これが3番目のパターンになります。

これは私のお店の例ですが、ショップサーブでメルマガ発行する際に、上記のパターンを選択する必要があるということです。実際には3つではなく、読者に送るパターン①と、会員/非会員に発行するパターン②③の2つに分けて発行します。

他のお店でどういう割合になっているかは不明ですが、私のお店の場合、読者は全リストの1割以下であり、9割以上は、商品の購入をきっかけにメルマガ登録してくれた場合がほとんどです。

ショップサーブ店舗ではついつい検索経由での集客に頼りがちですが、メルマガ発行機能を使ってリピーター対策を行うことで、売上の土台が作られ、売上が安定します。これは私もそうですが、メルマガを長く発行している人なら納得できる話だと思います。

お客様がカートで手続きする際にメルマガ登録もしてもらえるような工夫を考えるのも、即効性はありませんが、将来の売上アップに期待できる施策かもしれません。

転換率対策に効果的な商品レビュー機能は、いまやどのショッピングカートにも当たり前にようになっていますが、ショップサーブの場合は少々勝手が違います。ですから、お客様の口コミを利用したい商材を販売されている場合は注意が必要です。

楽天やヤフーだと、そもそも購入者のほとんどが会員(ログイン済み)の場合が多く、購入後に購入履歴などから商品レビューを書くまでの流れがスムーズです。しかしショップサーブだと、そもそも会員でない場合が多いので、書いてもらう機会がモール店と比べて少なくなってしまうのです。

ショップサーブの商品レビュー機能では、書いてもらう方法が2つあります。

  1. 会員になってもらい、マイページからレビューを書いてもらう。
  2. お店からレビュー投稿URLを送信して書いてもらう。

先にも書いたように1つ目の方法はそもそも会員登録していないとレビューを書くことができません。しかも、ショップサーブでは会員機能を使うかどうかも設定できて、使っていない場合は当然この方法ではレビューを書けません。

会員でなくてもレビューを書けるのは2つ目の方法になります。受注ステータスが発送済みになったお客様向けに、発送メールやフォローメールを送る際に、レビューを書くためのURL(特殊タグ)を貼っておきます。メールを開封したお客様はそのリンクから商品レビューを書ける、という具合です。

私のショップサーブ店舗では、オープン以来ずっと2つ目の方法だけでやっていますが、レビューの重要性はこれからも変わらないと思うので、(私も含めて)1つ目の方法でも積極的にレビューを書いてもらえるようにアプローチした方が良いかもしれません。

ちなみに楽天やヤフーだと、ショップレビュー(ストア評価)というのもありますが、ショップサーブでは、「レビュー」というと商品レビューのみになります。初期設定でヘッダーに「お客様の声」というリンクが作られますが、それは商品レビューということになります。

ショップへの評価を集めたい場合は、個別にメールやFAXで募集する方法があります。実際にショップサーブ店舗でそのようにして、お客様からの評判の高さを前面にアピールしているのを見かけます。アナログで大変ですが、そこそこ数が集まるとお店の信用を上げるツールとして使えるかもしれませんね。

ショップサーブで自社サイトを運営しているとつくづく思うのですが、Googleなどの検索エンジン経由の売上がとても大事です。楽天市場のようなモールの集客力は無いのですが、それが売れない原因だと思うのは早計です。

たしかにヤフーやAmazonといった知名度は無いかもしれませんが、ショップサーブでお店を開店すると、商品ページごとのSEO対策をしっかりやれば検索経由の売上がしっかり立つようになります。このことは、例えば楽天だけでネットショップをやっている人にはなかなか理解できないことかもしれません。

ですから、もしショップサーブで店舗運営をされていて「売れない」と嘆くのは、まずSEO対策をちゃんと見直してからだと思います。Googleから好まれる、好まれないといった話をすれば、細かい話もあるのでキリがないのですが、肌感覚としてSEOに強い印象があります。

コツはまんべんなく検索対策するよりも、まずお店の主力商品(売れ筋商品)からはじめるのが時間の投資対効果が高いです。売れない商品がたくさんある1000商品すべてにきっちり対策するのは何ヶ月も時間を要しますが、主力商品30点だけなら数日~1週間程度で仕上がるのはでないでしょうか?

まず主力商品のSEO対策を万全にすると、時間の経過とともにじわりじわりと集客できるようになります。それをきっかけに、今度は他の商品(売りたい商品)に回遊させることで売上アップが見込めるようになります。※なかなか売れない商品には逆にリンクを控え目にしたほうが良いかもしれません。回遊させる方法は、「関連商品機能はカテゴリ単位でパターンを作成して買い回り対策する」でも書いたので参考にしてください。

ショップサーブのSEO対策では、ページタイトルと商品名がキモになります。メタディスクリプションや商品説明も大事ですが、細かいところを詰めるよりはまず、タイトル系の関連キーワードに的を絞ってSEOしたほうが集客に即効性があり、得策だと思います。

SEOに効く、商品名やページタイトル
↑↑「商品名」と「商品ページタイトル」、まずはこの2つから見直してみる

ショップサーブで売れないと嘆く前にまずは中でも主力商品のタイトルを見直してみてはいかがでしょうか?

↑このページのトップヘ