ショップサーブの評判@現役店長の日誌

ネットショップの自社サイト開設サービスとしてEストアーが展開するショップサーブについての評判を書いています。ショップサーブでネットショップを運営中の現役店長がその使い勝手などを綴ります。

ショップサーブでお店をやるとなった場合、集客はどうしよう?と思うと思いますが、もちろんメインは検索経由になりますが、集客ツールとして「Park」(パーク出品サービス)というものがあります。簡単に出品操作ができて、Park経由で売れた時に5%の手数料がかかるという仕組み。

●Parkは、個別に出品もできるが、
「集客・運用」→「出品台帳」から一括で出品設定ができる。
Parkの一括出品と設定手順

Parkに出品する

●CSV、またはエクセルファイルで一括出品もできる。
出品なら「Y」、未出品なら「N」を設定する。
注)「パーク出品サービスへの出品」と「ショッピングフィードplus10への出品」の2つの列項目が無いとアップロードエラーとなるので注意する。
CSVファイルなら一括でParkに出品できる

公式サイトではParkのことを、集客の目玉のように「日本最大級の通販サイト」なんてキャッチコピーを書いてますが、さすがにそれは言い過ぎだろう・・・と(笑)。何も知らない人のために一応アドバイスですが、間違っても楽天やヤフーのような集客力は無いですよ。(当たり前すぎてアドバイスするこっちも恥ずかしいですが)

Parkはウチのショップでも出品していますが、以前よりも集客力が大きく落ちた印象です。というのも、もともとショップサーブ出店者のみのツールだったのですが、ある時期を境に、外部のネットショップも受け入れてから、ガクッと集客できなくなりました。要するに力勝負になっていて、現状はいわゆる大手、あるいは有名どころがParkを抑えてしまっている印象です。

例を挙げると、「ワンピース」と検索した場合、もともとはいろんなショップが出てきたのですが、今は1店舗~数店舗の商品がたくさん上位に表示されるような状況です。(Park自体にそれほど人はいないと思いますが、それでも検索上位の店舗は美味しい状況ではあると思われます。)

あと余談ですが、「ショッピングフィードplus10」というワンランク上のオプションもあり、こちらで出品すると「より強力な集客」が可能のようです。売れた時に15%の手数料が掛かるのですが、真価のほどは未経験のため分かりません。個人的にコレをやる気はさらさらありませんけどね・・・笑

ネットショップにお客さんが来客したら、1ページでも多くの商品ページを見て欲しいものです。訪問客1人あたりのPVが5のショップと10のショップでは売上も当然変わってきます。

そういった買い回り対策の一環として、ショップサーブには関連商品を設定する機能があります。いくつか方法はありますが、私のオススメは関連商品の「パターン」を作成して、カテゴリ単位で紐付ける方法です。商品単位で設定もできますが、何百、何千という商品数を有する場合あまり現実的ではないでしょう。

いくつかの商品をセットにしたパターンは、最大3000パターン作ることができます。私の店舗では100~150パターンほど作成し、1つの商材カテゴリに1つの関連商品パターンを設定するといった具合です。

ショップサーブのこの機能の特徴は、関連商品に設定した商品は売り切れの場合、自動的に非表示となるので、在庫があるものだけ表示され、お客さんの離脱を防ぐ効果もあると思います。(在庫が補充されれば、また自動的に表示されます。)

注意したいのは商品の入れ替わりが早いお店の場合、この関連商品設定をはじめに行ったあとしばらく放置しておくと、いつのまにか表示する関連商品が少なくなってしまうので、定期的なチェックが欠かせません。

●「お店運営」→「関連商品設定」からパターンを作成できる
1つのパターンで最大40商品を関連付けることが可能
関連商品設定

パターンをいくつも作成し、カテゴリ単位で紐付けする

●CSV、またはエクセルファイルで商品ごとに関連商品を設定することも可能
但し、管理が疎かになる恐れがあるので個人的にはオススメしない。
CSVやエクセルで一括設定もできる

SEOの観点からも商品ページ下に表示される関連商品は、内部対策の重要な役割を果たしますので、(ついついチェックを忘れてしまいがちですが)この機能を有効に使って1人あたりのPVを増やし買い回ってもらうえるように努力することが大切です。

ショップサーブでもついに「Amazonログイン&ペイメント」が解禁されましたね。それだけ今やAmazonの影響力は大きく、おなじみの存在になっているということですね。

個人的にはショップサーブでネットショップを運営しつつ、マーケットプレイスでも商品を出品しているので、その費用のギャップから、“アマゾン=高い”という条件反射のような思考回路が、つい働いてしまいます(笑)

Amazonログイン&ペイメントは簡単に言うと、導入することによって、カート画面でAmazonへのログインボタンが表示され、そこからいつもの操作感覚で決済ができてしまうという機能です。ショップサーブというと一般人にはほぼ無名のショッピングカートですから、「分かりにくい」という声が聞こえてきそうですが、いつも使っているAmazonなら「分かりやすい!」ということで、決済完了というゴールまでスムーズに進んでもらえるというメリットがあります。

当然、ペイメントの評判は聞かずもがなでしょうが、店長にとって肝心なのはコストですよね。ショップサーブで導入する場合、初期費用は無料、月額費用3240円(税込)、ペイメント手数料(決済手数料)が4%(物販の場合)となっています。

(ちなみに自社開発でやってる場合は月額費用も無料だそうです。ショップサーブ参加店舗には関係ないことですが。)

このコストをどう考えるか?ですが、かご落ち対策費用(転換率アップ対策)と考えれば、悪くない数字ではないでしょうか。実際、普通にクレジットカード決済で注文をもらう場合でもそれに近い手数料を取られますから、Amazonの知名度や利便性を考えると現実的に検討できそうです。

余談になりますが、楽天でもこれに似たサービス「楽天ID決済」がありましたね。手数料は物販の場合、同じく4%ですが、ポイント原資負担分がさらに1%必要のようです。さらにデータ処理手数料として、1件につき5円を徴収するそうですが、このあたりは「らしい」ですね(笑)

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